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徳島人工知能NLP研究所

2017年2月にワークスアプリケーションズが徳島県に開設した自然言語処理研究に特化したAI研究機関です。

ワークスが開発する、クラウド型ERPパッケージソフト「HUE」は、企業内に蓄積されるオペレーションログデータを機械学習のトレーニングデータとして活用しています。

本研究所では、ユーザーの発話やテキストデータの解析・理解に基づく、よりユーザーニーズに則したAI機能を製品化するため、自然言語処理の業務活用に特化した研究を進めています。

徳島人工知能NLP研究所

自然言語処理(NLP)とは

自然言語処理(NLP)とは、日本語や英語などをはじめとした人間が使っている言語をコンピュータに処理させるための技術やソフトウェアなどの総称で、人工知能と言語学の一分野です。
キーボード入力時のかな漢字変換にはじまり、あいまい検索機能や音声認識機能など、あらゆるシーンで使用されています。

アクティビティ

本研究所では日本および英語圏へのNLPツール・言語リソースのオープンソース(形態素解析「Sudachi」)の公開を行っています。また、学会・勉強会・セミナー等で研究発表を行なっています。

形態素解析器のOSS「Sudachi」公開

2017年8月に形態素解析器「Sudachi」をオープンソフトウェアとして公開しました。

「Sudachi」は、既存の形態素解析器に不足する柔軟性や精度を兼ね備えた、商業利用に耐えうる高品質な解析性能を持つ形態素解析器です。
画像・PDFに記載された文字列の読み取りや、AIを用いた自動会話プログラムによって会話形式で必要な情報を得ることのできるチャットボットなど、さまざまな解析処理に活用することができます。

「Sudachi」の精度向上および活用範囲の拡大を図ることで、多種多様な企業の業務にフィットするAI機能の実現を目指します。

画像データやPDFデータにおける文字情報の解析
画像データやPDFデータにおける文字情報の解析
対話システム(チャットボット)の業務活用
対話システム(チャットボット)の業務活用
 

中央省庁とのDX推進体制について

経済産業省では平成30年5月に「デジタルトランスフォーメーション(DX)に向けた研究会」を設置し、ITシステムのあり方を中心に、我が国の企業がDXを実現していく上での現状の課題の整理とその対応策の検討を行い、DXレポートをまとめました。

レポートではDXを実現していく上でのアプローチや必要なアクションについての認識の共有が図られるようにガイドラインやDX推進指標を策定の必要性が提言され、取り組みが滑り出しました。

当社の顧問 八剱洋一郎は上記の「デジタルトランスフォーメーション(DX)に向けた研究会」委員として協力をしてまいりました。

【資料】DXレポート~ITシステム「2025年の崖」の克服とDXの本格的な展開~

ワークスアプリケーションズと独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の連携について

IPAは上記のDXのガイドラインの修正・IT指標に関連する評価指標の作成・ベンチマークの策定に携わっていますが、IPAに当社の社員が出向し、本プロジェクトに参画しています。

今後も官民が一体となり、各企業がDXに向けてITシステムの再構築、DX人材の獲得・育成等が必要になります。
当社は2000社以上のお客様に個社に合わせたカスタマイズをせずに業務改善・効率化の提案をしてきました。

そのノウハウと当社の業種・業態を問わず企業に必要とされる多種多様な業務要件や商習慣を汎用化「標準機能」とし、ブラックボックス化の原因となるカスタマイズをせずとも多くのお客様の要望を取り入れてアップデートをおこなう製品・サービスで日本企業のDX推進に貢献していきたいと考えております。